・部屋干しすると、どうしても生乾きのニオイが取れない
そんな長年の洗濯悩みに対して、P&Gのレノアブランドから衝撃的な解決策が登場しました。それが、レノア「クエン酸in超消臭」です。
テレビCMでの「100日洗っても臭うタオルが復活？」というフレーズに、耳を疑った方も多いのではないでしょうか。
実はこの商品、これまでの「柔軟剤」ではありません。柔軟剤の代わりに使用する、全く新しい「すすぎ消臭剤」というカテゴリの製品なのです。
なぜ今、クエン酸なのか？そして、従来の柔軟剤と何が違うのか？その実力と仕組みを徹底解説します。
1. ニオイの正体は「蓄積」にあった
毎日きれいに洗濯しているつもりでも、なぜか復活してしまう嫌なニオイ。実はその原因の一つが、皮脂汚れや洗剤の残りカスなどが層のように重なって繊維にこびりつく「蓄積ニオイ」です。
柔軟剤が逆効果になることも？
驚くべきことに、良かれと思って使っている「柔軟剤」が、場合によってはニオイの原因を閉じ込めてしまっていることがあります。
一般的な柔軟剤は、繊維の表面をコーティングして肌触りを良くする仕組みです。しかし、汚れが落ちきっていない状態で上からコーティングを重ねてしまうと、ニオイの元となる汚れまで一緒に閉じ込めてしまうことになります。
これが、洗っても洗っても取れない「ゾンビ臭」の原因の一つでした。
2. 「クエン酸in」が革命的である3つの理由
レノア「クエン酸in超消臭」は、この「蓄積ニオイ」に対して、従来の洗剤や漂白剤とは全く異なるアプローチで戦います。
① 「中和」の力でニオイを剥がし取る
最大の特徴は、商品名にもある通り「クエン酸」を配合している点です。
洗濯のイヤなニオイの多くは、アルカリ性の性質を持っています。酸性であるクエン酸を加えることで、化学的な「中和反応」が起こります。
これにより、繊維に固着していた蓄積ニオイを根本から剥がし取ることができるのです。香りでごまかすのではなく、科学の力でニオイを無効化する。これがこの商品の真骨頂です。
② 柔軟剤を使わないから「吸水性」が復活
「柔軟剤を使わないと、タオルがゴワゴワになるのでは？」と心配になるかもしれません。
確かに柔軟成分によるフワフワ感は控えめになりますが、代わりに得られる大きなメリットがあります。それは「吸水性」の向上です。
柔軟剤の油分コーティングがないため、繊維本来の水分を吸う力が発揮されます。お風呂上がりのバスタオルが、肌の水分を「スッ」と吸い取ってくれるあの感覚。これが復活するのは、特に夏場や汗をかく季節には嬉しいポイントです。
③ すすぎ1回でもOK！使い方は柔軟剤と同じ
使い方は非常にシンプルです。普段、柔軟剤を入れている「柔軟剤投入口」に入れるだけ。
洗濯の最後のすすぎの工程で自動的に投入され、繊維全体にクエン酸がいきわたります。特別な手間は一切かかりません。
3. 【重要】絶対に守ってほしい「混ぜるな危険」
この商品を使う上で、一つだけ絶対に守らなければならない重要なルールがあります。
それは、「塩素系漂白剤」と絶対に一緒に使わないことです。
「酸性」タイプならではの注意点
パッケージにも大きく記載されていますが、この商品は「酸性」です。ハイターなどの「塩素系漂白剤」と混ざると、有害な塩素ガスが発生する危険性があります。
併用NGの例
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- 洗濯槽の中で、塩素系漂白剤と一緒に投入する
- 塩素系漂白剤でつけ置きした衣類を、すすがずにそのまま洗う
「酸素系漂白剤（ワイドハイターなど）」や、一般的な洗濯洗剤（中性・アルカリ性問わず）との併用は問題ありませんが、塩素系との混用だけは命に関わるため、必ず注意してください。
4. 実際に使ってみて分かったこと
実際に筆者も、自宅の「ちょっと臭うバスタオル」で試してみました。
濡れた瞬間の「あのニオイ」が消えた！
一番驚いたのは、お風呂上がりです。乾いている時は臭わなくても、濡れた瞬間に「ウッ」となるあのニオイ。これが見事に消えていました。
香りで誤魔化している感じではなく、繊維が「素の状態」に戻ったような、クリアな洗い上がりです。
香りのラインナップ
現在、主に以下の3種類の香りが展開されています。
- フレッシュグリーン：すっきりとした爽やかな香り。男性にもおすすめ。
- クリアフローラル：優しく華やかな香り。従来の柔軟剤ユーザーも移行しやすい。
- さわやかシトラス（微香）：香りをあまり残したくない方向け。
クエン酸特有の「酸っぱいニオイ」がするわけではありません。洗剤の香りと喧嘩しない、程よい香り立ちです。
5. どんな人におすすめ？柔軟剤との使い分け
この商品は、すべての洗濯に必須というわけではありません。ライフスタイルに合わせて、柔軟剤と使い分けるのが賢い方法です。
「クエン酸in超消臭」がおすすめなシーン
- タオルや肌着の蓄積臭をリセットしたい時
- スポーツウェアなど、汗のニオイが気になる時
- タオルの吸水性を取り戻したい時
「従来の柔軟剤」がおすすめなシーン
- ニットやセーターなど、肌触りの柔らかさを重視したい時
- 静電気を防止したい時（スカートのまとわりつき防止など）
- お気に入りの強い香りをつけたい時
「普段は柔軟剤、ニオイが気になったらクエン酸in」というように、衣類の状態に合わせて使い分けるのが、洗濯上級者のテクニックと言えるでしょう。
まとめ：洗濯の悩みを「科学」で解決する新習慣
P&G レノア「クエン酸in超消臭」について解説しました。
- 柔軟剤ではなく、ニオイを剥がす「すすぎ消臭剤」
- アルカリ性のニオイを、酸性の力で中和分解する
- 柔軟剤のコーティングがないため、吸水性が抜群に良い
- 塩素系漂白剤とは絶対に併用禁止
「洗っても臭う」というストレスから解放されることは、毎日の家事において大きな革命です。
もし、家のタオルが「そろそろ寿命かな？」と思ったら、捨てる前に一度、この「クエン酸in」を試してみてください。そのタオル、まだ復活するかもしれませんよ。
