トラブルシューティング特化型 SURIAイヤホン X18が繋がらない?ペアリング不具合と片耳しか聞こえない時の完全対処法
SURIA(スリア)X18を購入し、いざ使おうとしたら
・片方しか音が聞こえない
といったトラブルに見舞われていませんか?
スタイリッシュなデザインと高機能で人気のX18ですが、付属の説明書の情報量が少なく、不具合が起きた時の対処法に戸惑うユーザーが後を絶ちません。
この記事では、ネット上の情報を集約し、実際に起こりうるトラブルへの完全な対処手順を解説します。
もし、トラブルシューティングではなく、SURIA X18の基本的なスペックや全体的なレビュー、機能の詳細を知りたい場合は、以下の親記事で「究極のガイド」として解説していますので、そちらをご覧ください。
X18 イヤホンの全てを解説!説明書不足を補う究極のガイド

SURIA X18がペアリングできない!まず試すべき基本手順
新品を開封した直後や、今まで使えていたのに急に繋がらなくなった場合、焦らずに以下の手順を順番に試してください。Bluetooth機器の不具合の9割は、この手順で解消します。
1. デバイス側のBluetooth情報を「完全に」削除する
単にBluetoothをオフにするだけでは不十分です。スマートフォン(iPhone/Android)の設定画面から、過去に登録したSURIA X18の登録設定を解除(削除)してください。
iPhoneであれば「このデバイスの登録を解除」、Androidであれば「ペアリングを解除」を選択します。これにより、スマホ内部に残った「誤った接続情報」がリセットされます。
2. 両方のデバイスを再起動する
盲点になりがちですが、スマホやパソコン側が一時的なエラーを起こしている可能性があります。一度、接続するスマホ等の電源を切り、再起動してください。
同時に、イヤホンもケースに戻し、蓋を閉じて数秒待ちます。これによりイヤホン側も再起動(リセット)状態になります。
3. 強制再ペアリングを行う
準備が整ったら、イヤホンをケースから取り出します。通常は自動でペアリングモードになりますが、反応しない場合はイヤホンのタッチセンサー部分(頭部)を長押しして、手動でペアリングモードを起動させてください。
「片耳しか聞こえない」問題の解決策とリセット方法
完全ワイヤレスイヤホンで最も多いトラブルが、この「片耳問題」です。これはイヤホン同士(右と左)の通信が途切れ、スマホが「片方ずつ別の機器」として認識してしまっている場合に起こります。
以下の手順で、イヤホンの左右間接続(TWS接続)を修復します。
イヤホンの完全リセット(初期化)手順
2、両方のイヤホンを充電ケースに戻す。
3、ケースから両耳を同時に取り出し、タッチセンサー部分を同時に長押し(約10秒以上)する。
4、ランプの点滅パターンが変わったり、音声ガイダンスが流れたらリセット完了の合図です。
5、一度ケースに戻し、再度取り出してからスマホのBluetoothをオンにして接続し直す。
この操作により、工場出荷時の状態に戻り、左右のイヤホンが再びお互いを認識するようになります。一度で直らない場合も、2〜3回繰り返すことで改善するケースがあります。
充電ができない・ランプが点かない時のチェックポイント
「ケースに入れているのに充電されない」「LEDが反応しない」という場合、バッテリー寿命を疑う前に確認すべき物理的な要因があります。
充電ランプの仕様や、急速充電の正しい挙動については『バッテリー・充電検証記事』も参考にしてください。
充電接点の汚れと「へたり」
SURIA X18のような形状のイヤホンは、ケース収納時に底面の金属端子(接点)が接触して充電を行います。ここに耳垢や皮脂、ホコリが付着していると、電気供給が遮断されます。
綿棒や乾いた柔らかい布で、イヤホン側とケース側の両方の金属接点を優しく拭き取ってください。これだけで充電機能が復活することが非常に多いです。
また、長期間使用している場合、ケース側のバネ(接点部分)が柔らかくなり、接触不良を起こしている可能性もあります。その場合は、イヤホンをケースに入れた状態で上から少し強めに押し込み、ランプが点灯するか確認してください。
ケーブルとアダプターの相性
SURIA X18はUSB Type-Cを採用していますが、急速充電器(高出力のPD充電器など)を使用すると、過電流防止機能が働き充電できない、あるいは故障の原因になることがあります。
必ず付属のケーブルを使用し、PCのUSBポートや、出力の低い一般的な5V/1Aのアダプター経由で充電を試みてください。
操作がおかしい?故障と勘違いしやすい仕様
「音が勝手に大きくなる」「曲が飛ぶ」といった挙動は、故障ではなくタッチセンサーの誤作動や仕様の理解不足である可能性があります。
故障を疑う前に、正しいタッチ操作や音量調整の方法を『マニュアル詳細記事』で確認してみてください。

音量調整の左右仕様
SURIA X18は、右耳タッチで音量アップ、左耳タッチで音量ダウンという仕様になっています。
片耳だけで使用している場合、例えば右耳だけを使っていると「音量を上げることしかできない」状態になります。これは故障ではなく仕様です。音量を下げたい場合は、スマホ側で操作するか、左耳も取り出して操作する必要があります。
敏感すぎるタッチセンサー
耳への装着位置を直そうとしてイヤホンに触れると、センサーが反応して再生が止まったり、曲がスキップされたりすることがあります。
位置調整をする際は、タッチセンサーのない「スティック部分(軸)」をつまむように持つのがコツです。
それでも解決しない場合は?
上記のリセット、清掃、再ペアリングを全て試しても改善しない場合、以下の可能性が高いです。
・バッテリー寿命:1年以上激しく使用している場合、バッテリーが物理的に消耗している可能性があります。
・水没・故障:IPX7防水ですが、お風呂場での温水使用や、ケース自体の水濡れ(ケースは防水でない場合が多い)は故障の原因になります。
特に「片方の電源が完全に落ちて反応しない」場合は、内部基盤の故障が疑われます。無理に使い続けず、購入店への問い合わせや交換を検討してください。

