Apple製品が「上海支店」から動かない?海外発送ルートの全貌と日本到着までの日数シミュレーション

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待ちに待ったMacBookのカスタマイズモデルや、発売されたばかりのiPad。「出荷完了」のメールが届き、ウキウキしながらヤマト運輸の追跡番号を入力すると表示される文字。

・上海支店(中国)
・海外荷物受付
・深セン支店(中国)

そして、そこから数日間、ピクリとも動かないステータス。「もしかしてトラブル?」「紛失された?」と不安になる瞬間です。

特にMacのメモリやストレージを増設したCTO(カスタマイズ)モデルは、日本の倉庫からではなく、中国の工場から直接あなたの手元へ空輸されます。そのため、通常の国内宅配便とは全く異なる動きを見せます。

この記事では、Apple製品の海外発送」ルートの全貌と、なぜ特定の場所で追跡が止まるのか、そして出荷完了」から実際に手元に届くまでの詳細な日数シミュレーションを解説します。

もし、あなたの注文ステータスがまだ「出荷完了」になっておらず、「処理中」や「配送準備中」のまま止まっている場合は、まず以下の記事で現在の状況を確認してください。

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1、なぜ私のApple製品は「中国」にいるのか?海外発送になる条件

Apple Storeで注文した製品すべてが海外から届くわけではありません。通常、iPhoneの標準モデルやアクセサリ類は、日本国内にある倉庫から発送されるため、出荷翌日には届くことがほとんどです。

しかし、以下の条件に当てはまる場合、あなたの荷物は海を越えてやってきます。

① MacのCTO(カスタマイズ)モデル

MacBook ProやMacBook Air、Mac miniなどで、メモリを16GBにしたり、USキーボードに変更したりした場合、それは受注生産となります。

これらは、Appleの主要工場がある中国(上海や深センなど)で組み立てられ、完成直後に工場のラインから直接、国際宅急便として発送されます。これが「上海支店」が表示される最大の理由です。

② 発売直後の新製品や在庫切れ製品

新型iPhoneの発売直後や、世界的に在庫が不足しているiPadなどは、日本国内の倉庫在庫が枯渇しています。

この場合、生産ラインから上がってきた製品を、国内倉庫を経由させず、中国のハブ空港から日本のユーザーへ直送(ダイレクトシップ)するルートが取られることがあります。

③ 刻印サービスを利用した場合

iPadやAirPodsに名前や絵文字を入れる「刻印サービス」を利用した場合も、海外の専用ラインで加工されるため、海外発送となるケースが多く見られます。

2、ヤマト運輸「上海支店」「深セン支店」から動かない3つの理由

追跡画面で最も多くのユーザーをやきもきさせるのが、海外荷物受付海外発送の状態で数日間更新が止まる現象です。

上海支店で3日間も止まってる! 忘れ去られてるんじゃないの?

ご安心ください。これは忘れられているわけではなく、国際物流特有の待ち時間が発生しているだけです。具体的には以下の3つの処理が行われています。

理由①:フライトスケジュールの調整待ち

上海支店」や「深セン支店」というのは、現地のヤマト運輸(または提携パートナー)の物流拠点です。ここに荷物が到着した=「海外荷物受付」となります。

しかし、受付したからといってすぐに飛行機に乗れるわけではありません。日本行きの貨物便は毎日頻繁に飛んでいるわけではなく、また、Apple製品はリチウムイオンバッテリーを含むため、積載できる航空機に制限があります。

あなたの荷物は、次の日本行きフライトのコンテナがいっぱいになるのを待っているか、予約されたフライトの時間まで倉庫で待機している状態です。

理由②:通関手続きの準備(輸出許可)

国境を越えるためには、中国側での「輸出許可」と、日本側での「輸入許可」が必要です。 特に大量の電子機器を輸出する場合、税関への申告手続きに時間がかかります。

動いていない」ように見える間、裏では膨大な書類処理と、税関によるX線検査などのセキュリティチェックが行われています。

理由③:追跡システムのタイムラグ

実は、すでに飛行機に乗って日本へ向かっているのに、ステータスが変わらないこともよくあります。 飛行機が離陸し、日本の空港に着陸して、現地のヤマト運輸がバーコードをスキャンするまで、システム上は「海外発送」のまま止まります。

太平洋上空ではWi-Fiでステータス更新はされません。この空の旅」の間は、完全に情報がブラックボックス化します。

3、【詳細シミュレーション】出荷完了から自宅到着までの全工程

では、実際に「出荷完了」メールを受け取ってから、何日後に手元に届くのでしょうか? 過去の膨大なデータと一般的な国際宅急便(ヤマト運輸・UPS等)の動きを元に、標準的なスケジュールをシミュレーションします。

ここでは、最も多い上海支店(Shanghai)」経由、平日出荷のパターンを想定します。

Day 0:Appleから「出荷完了」メールが届く

Appleのシステム上で出荷処理が完了します。しかし、この時点ではまだヤマト運輸の追跡番号をクリックしても伝票番号未登録となることがほとんどです。荷物は工場の出荷場にあります。

ここで多くの人が「出荷メールが来たのに追跡できない!」と焦りますが、海外発送の場合は特にタイムラグが長くなります。なぜ未登録の期間が発生するのか、その詳細な理由は以下の記事で解説しています。

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Day 1:ヤマト運輸「海外荷物受付」(上海支店)

出荷メールから約24時間後、ようやくヤマトの追跡システムに反映されます。

  • ステータス:海外荷物受付
  • 場所:上海支店(中国)

荷物が工場からヤマトの現地倉庫へ移動し、受領印が押された状態です。ここで日付が変わることが多いです。

Day 2:ステータスが「海外発送」に変わる

  • ステータス:海外発送
  • 場所:上海支店(中国)

ここが最初の難関です。この「海外発送」という文字が表示されてから、実際に日本の追跡が動くまで、平均して2日〜3日の空白期間が生まれます。

この期間中、荷物は以下の旅をしています。

上海浦東国際空港(PVG)へトラック輸送

輸出通関手続き

日本行きフライトに積載

日本の空港(成田/羽田/関空など)へ空輸

日本での輸入通関手続き

この一連の流れが完了し、日本のヤマト運輸の手に渡るまで、ステータスは「海外発送」から一歩も動きません。

Day 3〜4:空白の期間(一番不安な時期)

追跡画面は相変わらず「海外発送」のまま。 「本当に動いてる?」と不安になりますが、あなたのMacBookは今、高度1万メートルの空の上か、税関のコンベアの上にいます。じっと待ちましょう。

週末の壁に注意

もしこのタイミングが「土日」に重なると、通関業務やフライト本数の関係で、さらに+1〜2日遅れることがあります。金曜日に「海外発送」になった場合、動き出すのは翌週の月曜日か火曜日になる覚悟が必要です。

Day 4〜5:ついに日本到着!「ADSC支店」へ

突然、追跡ステータスが一気に更新されます。

  • ステータス:荷物受付 / 発送
  • 場所:ADSC支店(東京都)

おめでとうございます!荷物は無事に日本に入国し、通関をパスして、ヤマト運輸の国内ネットワークに乗りました。

ADSC支店」とは、Apple専用の物流拠点(Apple Delivery Support Center)のことです。ここを通過すれば、あとは通常の国内宅急便と同じスピードです。

Day 5〜6:自宅へ到着(配送完了)

ADSC支店(東京)を出発してから、本州であれば翌日、北海道・九州・沖縄であれば翌々日には配達されます。

結論:トータル日数の目安

  • 最短スムーズな場合: 出荷メールから4〜5日
  • 平均的な場合: 出荷メールから5〜7日
  • 土日や繁忙期を挟む場合: 出荷メールから7〜10日

つまり、「上海支店」や「海外発送」で3日程度止まるのは完全に正常な動作です。5日以上動かない場合に初めて、何らかの遅延を疑うレベルです。

4、深セン(Shenzhen)と上海(Shanghai)の違いはある?

追跡画面を見ていると、「上海支店」ではなく「深セン支店(Shenzhen)」と表示されることがあります。

深セン支店からの発送パターン

深セン(Shenzhen)には、Apple製品の製造を請け負うFoxconn(フォックスコン)などの巨大工場があります。 主にiPadや一部のiPhone、アクセサリ類は深センから出荷される傾向があります。

配送日数に違いはあるか?

基本的に大きな違いはありません。 深センも世界有数の物流ハブ都市であり、香港国際空港を経由して日本へ送られるルートなどが確立されています。

上海発と同様に、ADSC支店を経由して配送されるため、上記のシミュレーションと同じ感覚で待っていて大丈夫です。

5、要注意!イレギュラーなステータスと対処法

基本的には待っていれば届きますが、稀にトラブルを示唆するステータスが表示されることがあります。

「調査中」や「輸入許可待ち」

ごく稀に、税関での検査に引っかかったり、インボイス(送り状)の不備があったりした場合に表示されます。 この場合、ヤマト運輸が代理で対応している最中ですので、ユーザー側でできることは基本的にありません。

ただし、ステータスが数日間このままである場合は、ヤマト運輸またはAppleサポートに問い合わせるのが賢明です。

「配送日時の変更」ができない?

海外発送の荷物は、日本国内(ADSC支店)に到着するまで、配送日時の指定や変更ができません。 クロネコメンバーズに登録していても、荷物が海外にあるうちは変更ボタンがグレーアウトしているか、エラーになります。

ステータスが「ADSC支店」を通過し、国内のベース店に移動したタイミングで、初めて日時変更が可能になります。

6、まとめ:海外からの旅路を気長に待とう

Apple製品が「上海支店」や「海外発送」から動かないのは、故障やトラブルではなく、海を渡るための準備期間です。

  • 上海/深セン支店: ヤマトの海外拠点。ここでフライト待ちが発生する。
  • 海外発送: 空の旅と通関中。2〜3日は情報更新が止まるのが普通。
  • ADSC支店: 日本到着の合図。ここからは爆速で届く。

毎日何度も追跡画面をリロードしてしまう気持ちは痛いほど分かりますが、焦らずに「今ごろ太平洋の上かな」と想像しながら待つのが、精神衛生上もっとも良い過ごし方です。

もし、ADSC支店に到着した後、そこから自宅までの配送日数や、ADSC支店自体の詳細な役割について知りたい場合は、以下の記事も詳しく解説していますので併せてご覧ください。

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素晴らしいApple製品との出会いまで、あと少しです!

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