Appleオンラインストアで製品を購入したとき、「出荷準備中」「配送中」「輸送中」などのステータスが表示されます。
しかし、これらが具体的にどの段階を指しているのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Apple製品が注文後どのように動いているのか、ステータスの意味をわかりやすく解説します。Apple製品の配送が遅いと感じたときの対処法も紹介しています。
Appleの配送ステータス一覧と意味
まずは、Apple公式が使用している主な配送ステータスの意味を一覧で解説します。
① 注文受付(注文の確認)
注文が正常に受け付けられた段階です。この時点ではまだ製品は動いていません。
ポイント: この段階では配送予定日はまだ確定していません。
② 出荷準備中
Appleの工場や倉庫で、製品のピッキング・梱包の準備が始まった状態です。
よくある質問: 出荷準備中が長いのは普通? → はい、特にiPhone発売直後は数日~1週間以上続きます。
③ 出荷完了(配送中)
配送業者に引き渡された状態です。海外製品の場合は、ここから空輸または海上輸送に進みます。
補足: 配送業者がヤマト運輸の場合、追跡番号が反映されるまで数時間〜半日ほどタイムラグがあります。
④ 輸送中
製品が国内外の物流拠点を経由して移動している段階です。
このステータスが出ると、SNSでは「動かない」「止まっている」という声が多いですが、実際は以下のような流れで動いています。
- 海外工場 → 空港(深セン・上海など)
- 国際輸送(空輸)
- 日本到着(羽田・成田)
- Appleの中継拠点「ADSC支店」へ
Apple製品が日本に到着すると、必ずと言っていいほど「ADSC支店」という拠点を経由します。ADSC支店の役割について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

⑤ 国内配送中
ヤマト運輸など配送会社による最終配送です。
ここまで来れば、ほとんどの場合は1日〜2日以内に到着します。
⑥ 配達完了
製品が無事に受け取られた状態です。
ステータスが「動かない」ときに考えられる理由
配送状況に変化がない場合、次のような原因が考えられます。
1. 国際空輸のタイムラグ
海外から日本に向かう間は、追跡情報が更新されないことがよくあります。
2. ADSC支店での仕分け作業
Apple製品は日本に到着すると ADSC支店(Apple Delivery Support Center) で仕分けされます。
このステータスで数時間〜1日ほど動かないことがあります。
3. 発売直後の物流混雑
iPhone・新型AirPodsなどの発売直後は、国内外で配送が混み合います。
4. 天候や空輸の遅延
台風・雪・空港トラブルなどでも遅延が発生します。
Apple製品はどこを通って届く?配送ルートの流れ
Apple製品の一般的な配送ルートをシンプルにまとめると、以下のようになります。
- 海外工場(中国・ベトナムなど)
- 現地空港へ輸送
- 空輸で日本へ
- 羽田・成田などの空港に到着
- ADSC支店(中継拠点)へ移動
- ヤマト運輸の地域拠点へ
- ユーザーへ配送
特にADSC支店は配送の中心拠点となっており、多くのApple製品がここを経由します。
配送予定日を過ぎても届かないときの対処法
1. ヤマト運輸の追跡番号を確認
Appleの情報よりも、配送会社の情報のほうが更新が早いです。
2. Appleサポートへ問い合わせ
配送予定日から2日以上遅れている場合は、Appleに相談すると対応が早いです。
3. 発売直後は余裕をもって待つ
iPhone発売直後は全体が混み合うため、1〜3日遅れるのはよくあります。
まとめ|ステータスを正しく理解すれば配送の不安が減る
Appleの配送ステータスは最初は分かりにくいですが、意味を知っておけば不安が大きく減ります。
- 出荷準備中は「梱包・準備段階」
- 輸送中は国際輸送のタイムラグが原因で長く見える
- ADSC支店での仕分けがあるため、動かない時間がある
- 国内に入れば到着は早い
配送が動かない時期があっても、ほとんどは正常な動きです。必要に応じて、配送業者の追跡やAppleサポートを活用しましょう。

