春から初夏にかけて、ハンバーガー業界では「タツタ旋風」が巻き起こります。 「タツタ」といえば、あのM社の人気商品を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、忘れてはいけないのが、「チキンの専門家」であるケンタッキーフライドチキン(KFC)の存在です。
フライドチキンを知り尽くしたKFCが満を持して送り出す「鶏竜田バーガー(チキンタツタ系バーガー)」。 これ、実はファンの間では
・肉の厚みが違う
と絶賛されているのをご存知でしょうか?
今回は、チキン専門店が本気で作った「鶏竜田バーガー」の魅力と、他社とは一線を画すそのこだわりについて、徹底的に深掘りします。
1. 「チキンカツ」とは違う!KFC流「竜田揚げ」のこだわり
ケンタッキーには、レギュラーメニューとして不動の人気を誇る「和風チキンカツバーガー」があります。 では、限定で登場する「竜田」は何が違うのでしょうか?
衣の食感が全く別物
最大の違いは「衣」にあります。 「カツ」がパン粉をつけて揚げたサクサク・ザクザクした食感であるのに対し、「竜田揚げ」は片栗粉などを使用しています。
KFCの鶏竜田は、独自の衣をまぶして揚げることで、「パリッ」とした軽快な歯ごたえと、「サリッ」とした粉感のある独特の食感を実現しています。
この食感の違いこそが、和風チキンカツとは異なる「竜田」ならではの魅力なのです。
肉厚な一枚肉のジューシーさ
他チェーンのハンバーガーショップのタツタも美味しいですが、KFCの強みはなんといっても「肉の厚み」と「ボリューム感」です。
成型肉ではなく、しっかりとした一枚肉を使用しているため、噛んだ瞬間に溢れ出る肉汁の量が違います。
というより
という満足感。これはチキン専門店にしか出せない芸当と言えるでしょう。
2. 実食レポ!五感を刺激する和のハーモニー
実際に、KFCの鶏竜田バーガーを食べてみました。包みを開けた瞬間から、食欲をそそる香りが漂います。
バンズからはみ出る圧倒的存在感
まず驚くのが見た目です。全粒粉入りのふんわりとしたバンズから、チキンが豪快にはみ出しています。
手に持つとずっしりとした重みがあり、食べる前から「これは絶対に美味しい」と確信させてくれます。
特製ソースとの相性が抜群
KFCの竜田バーガーには、その時々のコンセプトに合わせて「特製ソース」が合わせられます。(例:生姜醤油、柚子胡椒、ごま油風味など)
一口かぶりつくと、パリッとした衣の食感の後に、柔らかい鶏肉の旨み、そして風味豊かな和風ソースが口いっぱいに広がります。
シャキシャキのキャベツ(またはレタス)と、マヨネーズソースが全体のバランスを整え、濃厚なのに後味はさっぱり。「和」の味わいを極めた完成度の高さに驚かされます。
バンズのふんわり感が肉を引き立てる
KFCのバーガー(サンド)に使用されている全粒粉入りバンズは、ソフトで口溶けが良いのが特徴です。 主張しすぎないバンズが、主役である「竜田揚げ」の食感と味を邪魔することなく、優しく包み込んでいます。
3. 期間限定!見逃すと後悔するレベル
KFCの鶏竜田バーガー系のメニューは、基本的に「数量限定」または「期間限定」での販売となります。
いつ発売されるの?
傾向としては、春先や秋口など、季節の変わり目に「和」をテーマにした商品として登場することが多いです。 また、「月見」の時期に「月見 ツイスター」などと共に、和風の限定バーガーとしてラインナップされることもあります。
セットで楽しむのがおすすめ
単品でも十分満足できますが、KFCならではの「ポテト(S)」と「ドリンク」がついたセットにするのが王道です。 KFCの太めのポテトは、和風ソースの濃い味のバーガーと相性抜群。交互に食べることで、無限に食べられそうなループに陥ります。
4. まとめ:チキン好きなら一度は食べるべき傑作
ケンタッキーフライドチキンの「鶏竜田バーガー」について解説しました。
- チキン専門店ならではの肉厚でジューシーな一枚肉を使用
- パン粉とは違う、竜田揚げ特有の「パリパリ・サリサリ」食感
- 和風ソースとマヨネーズ、バンズの絶妙な一体感
- 期間限定のレアメニュー
もし、店頭で「竜田」の文字を見かけたら、それは幸運です。 いつものオリジナルチキンや和風チキンカツバーガーも美味しいですが、その時期しか味わえない「KFCの本気の竜田」を、ぜひ体験してみてください。
一口食べれば、「やっぱり餅は餅屋、チキンはケンタッキーだ」と唸ること間違いなしです。

