【革命】お湯もラップも不要！「レトルト亭」はズボラ飯の救世主となるか？口コミと実力を徹底検証

そう思ったのに、お湯を沸かすのが面倒くさい。 電子レンジで温めようとして、お皿に移し替える時にルーが手に跳ねた。 あるいは、レンジの中で「ボンッ！」と爆発して庫内が汚れた…。

手軽さが売りのレトルト食品なのに、「温める工程」だけが意外とアナログで面倒だと感じたことはありませんか？

そんな人類の小さな、しかし確実なストレスを解消するために生まれた画期的な家電があります。 それが、アピックスインターナショナルから発売された「レトルト亭」です。

見た目はまるでポップアップトースター。しかし、そこに入れるのはパンではなく「レトルトパウチ」。 火も水もラップも使わず、ただダイヤルを回すだけでアツアツの食事が完成する。

「ニッチすぎるけれど天才的」とSNSで話題騒然となったこの製品。 今回は、レトルト食品の概念を覆す「レトルト亭」の実力と、実際に購入したユーザーのリアルな声を深掘りして解説します。

1. 「レトルト亭」とは？仕組みと開発の裏側

「レトルト亭（ARM-110）」は、低温ヒーターでレトルトパウチを挟み込み、直接加熱する調理器です。

お湯もレンジも使わない「第3の加熱方法」

これまでレトルト食品を温める方法は主に2つでした。

鍋にたっぷりのお湯を沸かして湯煎する（約5〜7分＋お湯を沸かす時間）

中身を器に移して、ラップをして電子レンジでチンする

レトルト亭はこのどちらでもありません。 本体の投入口にパウチをそのまま挿入し、内蔵されたヒーターで両側から加熱します。 仕組みとしてはトースターに近いですが、パウチを溶かさず、中身を効率よく温めるための特殊な温度制御が施されています。

クラウドファンディングで爆売れ

この製品は、当初クラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売されました。 その結果、目標金額のなんと44倍以上（約2,200万円）もの支援を集める大ヒットを記録。「こういうのが欲しかった！」という潜在的なニーズがいかに大きかったかを証明しました。

2. なぜ売れる？「レトルト亭」を導入する4つのメリット

一見「なくても困らない家電」に見えるかもしれません。しかし、一度使うと手放せなくなる理由が明確にあります。

① 「お湯を沸かす」という虚無な時間からの解放

たった1人分のカレーを温めるために、鍋を用意し、水を入れ、ガスコンロで沸騰させる。夏場ならキッチンが暑くなりますし、水もガス代もかかります。 レトルト亭なら、パウチをセットしてダイヤルを回して放置するだけ。「お湯を沸かす手間」と「お湯を捨てる手間」がゼロになります。

② 電子レンジの「爆発・移し替え」ストレスなし

最近は「袋のままレンジ可」の商品も増えましたが、まだまだ対応していない商品も多いのが現状です。 非対応のパウチをレンジで温めるには、深皿に移し替え、ラップをする必要があります。この時、手が汚れたり、加熱しすぎて庫内で爆発したりするリスクがあります。 レトルト亭は袋のまま温めることに特化しているため、これらの失敗がありません。

③ 1回あたり約1円未満！圧倒的な省エネ

ガスやIHでお湯を沸かすコストと比べると、レトルト亭の電気代は非常に安価です。 一般的なレトルトカレーを温める電気代は、1回あたり約1円未満と言われています。毎日使うヘビーユーザーほど、ランニングコストの安さを実感できるでしょう。

④ 火を使わない安全性

火を使わず、お湯も扱わないため、火傷のリスクが極めて低いです。 ご高齢の方の一人暮らしや、お子様が自分で食事を用意する際の留守番ツールとしても、非常に優秀な安全性を誇ります。

3. 使い方は超シンプル！3ステップで完了

使い方は、家電に詳しくない方でも直感的に扱えるほど簡単です。

入れる：本体のフタを開け、レトルトパウチを投入口にセットします。

設定する：内容量に合わせて、つまみを「小盛」「普通」「大盛」のいずれかに合わせます。

回す：タイマーダイヤルを回して加熱スタート。

「チン！」と音が鳴れば出来上がり。あとは取り出してご飯にかけるだけです。

4. リアルな口コミを深掘り！良い点と悪い点

非常に便利な製品ですが、購入前に知っておくべき「弱点」もあります。ネット上の口コミやレビューを徹底分析しました。

良い口コミ：QOLが爆上がりした

特に「在宅ワーカー」や「一人暮らし」の方からの評価が非常に高く、「食事の準備のハードルが下がった」という声が多く聞かれます。

悪い口コミ・気になる点：温めムラとサイズ制限

【深掘り解説】温めムラについて

構造上、ヒーターが当たる部分と当たらない部分（パウチの上部など）で温度差が出ることがあります。 口コミでは、「食べる前によく振る」あるいは「加熱後にご飯にかけて混ぜれば気にならない」という解決策が多く挙げられていました。

【深掘り解説】入らないパウチについて

投入口の幅には制限があります。一般的なカレーやパスタソースは問題ありませんが、「ゴロッと野菜が入ったスープ」や「2人前以上の大容量パウチ」は物理的に入らない場合があります。 購入前に、自分がよく食べるレトルト食品のサイズ感をイメージしておくことが大切です。

5. レトルト亭が活躍するのはこんなシーン

単なる便利家電としてだけでなく、ライフスタイルに合わせて様々な使い方ができます。

オフィスのランチルームに

給湯室でお湯を沸かしたり、共用の電子レンジに行列を作ったりする必要がなくなります。デスクの片隅に置いておけば、スマートにランチタイムを始められます。

高齢の親へのプレゼント

「火の消し忘れが心配」という高齢の両親へ。 火を使わずに温かい食事がとれるため、見守る家族としても安心感があります。操作がダイヤル式でアナログなのも、高齢者にとっては逆に使いやすいポイントです。

晩酌のお供に

最近増えている「レトルトのおつまみ（もつ煮込みやアヒージョなど）」を温めるのにも最適。 晩酌の準備をしている間にセットしておけば、最初の一杯と共にアツアツのおつまみが完成します。

まとめ：ニッチだけど、刺さる人には必需品

アピックスインターナショナル「レトルト亭」について解説しました。

• お湯もラップも不要、パウチをそのまま入れて待つだけ
• 1回約1円未満の電気代で経済的かつエコ
• 火を使わないので、高齢者や子供でも安全に使える
• 大きな具材や厚みのあるパウチには非対応な点に注意

「お湯を沸かす」という行為を「無駄な作業」と捉え、そこをカットすることに全振りしたこの製品。 毎日レトルト食品を食べるわけではない人には不要かもしれません。

しかし、週に数回でもレトルトのお世話になる人にとって、この「入れて回すだけ」の快適さは、一度味わうと戻れない中毒性があります。 あなたのキッチンの隙間に、この「専属シェフ」を雇ってみてはいかがでしょうか。