出張や旅行でホテルを選ぶ際、「どの会員カードを作れば一番お得なのか?」と悩んだことはありませんか?
ビジネスホテルチェーンは各社が独自の会員プログラムを展開しており、還元率や特典内容は千差万別です。「なんとなく」で選んでいると、年間で数万円分の損をしてしまうことも珍しくありません。
この記事では、業界の雄である「東横イン」を基準に、最大のライバルである「アパホテル」、そして「ルートイン」「プリンスホテル」といった他社チェーンの制度を徹底比較します。それぞれの強みと弱みを丸裸にし、あなたのスタイルに最適なホテルチェーンを導き出します。
まず、東横インの会員制度「東横INNクラブ」自体の詳細なメリットやデメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。比較のベースとなる知識ですので、未読の方は先に目を通しておくと、本記事の内容がより深く理解できます。
東横イン会員制度の真実!メリットだけじゃないデメリットも解説!

それでは、ビジネスホテル会員戦争の全貌を解き明かしていきましょう。
【徹底比較】東横イン vs ビジネスホテル御三家
まずは、日本国内で多くの店舗を展開し、出張族の利用頻度が高い主要チェーンのスペックを比較します。 比較対象は、東横イン、アパホテル、ルートインホテルズの3社です。これらは「どこにでもある」「価格帯が近い」という点で競合します。
基本スペック比較
各社の会員制度の核心部分を並べてみましょう。
2. アパホテル(アパ直) ・入会金:無料(年会費無料) ・還元率:10%〜15%(ポイント付与) ・強み:現金キャッシュバックが可能、アプリの使い勝手 ・ポイント出口:現金、宿泊割引
3. ルートインホテルズ ・入会金:無料(年会費無料) ・還元率:3%〜(Pontaポイント) ・強み:Pontaポイントとの連携、朝食バイキングと大浴場 ・ポイント出口:Ponta加盟店すべて、宿泊割引
この概要を見ただけでも、各社の戦略が全く異なることが分かります。 次項から、具体的なシチュエーション別で勝敗を判定していきます。
東横イン vs アパホテル:還元率と即金性の頂上決戦
ビジネスホテル界の二大巨頭、東横インとアパホテル。 結論から言うと、この2社の選び方は「宿泊券で泊まりたいか」vs「現金が欲しいか」に集約されます。
還元率の仕組みが違う
東横インは「10ポイントでシングル無料宿泊券」という、非常にアナログかつシンプルな仕組みです。 価格変動に関係なく「1泊」が無料になるため、繁忙期や価格が高い都心の店舗で使えば、実質的な還元価値は10%を大きく超えることもあります。
▼「10泊で1泊無料」の仕組みを最大限に活用し、実質還元率をさらに高めるための具体的なテクニックについては、以下の記事で深掘りしています。

一方、アパホテルの最大の武器は「アパ直(公式サイト)」経由での予約による高還元と、現金キャッシュバックです。 アパは宿泊料金100円につき10ポイント(ノーマル会員)が貯まり、5,000ポイント貯まるとフロントで「現金5,000円」と交換できます。
入会コストの壁
アパホテルはアプリを入れれば即時無料で会員になれますが、東横インは入会時に1,500円(学生1,000円)かかります。 「とりあえず会員になっておく」という気軽さではアパに軍配が上がります。 しかし、東横インには「日曜・祝日20%OFF」という必殺技があるため、日曜に泊まるならアパよりも東横インの方が圧倒的に安くなるケースがほとんどです。
客室の考え方の違い
会員制度とは直接関係ありませんが、ホテル選びで重要な要素です。 東横インは「金太郎飴」と称されるほど、全国どこでも部屋の広さやレイアウトが統一されています。当たり外れがありません。 対してアパホテルは、新しい店舗は「高品質・高機能・環境対応型」を謳い、大型テレビや豪華な内装を備える一方で、部屋自体はかなりコンパクト(狭い)に作られていることが多いです。
「寝るだけだから狭くても豪華な方がいい、そして現金が欲しい」ならアパ。 「ある程度の広さと作業机が欲しい、そして無料で泊まりたい」なら東横インです。
東横イン vs ルートイン:車移動か電車移動か
次に、ロードサイドに強いルートインホテルズとの比較です。 ここではポイントの汎用性が勝負の分かれ目になります。
Pontaポイント最強説
ルートインの会員制度は、共通ポイントである「Ponta(ポンタ)」と深く結びついています。 公式サイトからの予約で、税抜100円につき3ポイントのPontaポイントが貯まります(※さらにルートイン独自の特典が付く場合もあり)。
Pontaポイントは、ローソンやケンタッキー、au PAYなど、日常生活の至る所で「1ポイント=1円」として使えます。 東横インのポイントは「東横インでしか使えない」という閉鎖的なシステムですが、ルートインなら「貯めたポイントでコンビニ弁当を買う」ことが可能です。
また、ルートインは「大浴場」と「朝食バイキング無料」を標準装備している店舗が多く、滞在の快適さ(リラックス度)では東横インを上回るという声も多いです。東横インも朝食は無料ですが、メニューの豊富さではルートインに分がある傾向にあります。
東横イン vs プリンスホテル:ビジネスか、プチ贅沢か
最後に、少し毛色の違う「プリンスホテル(Seibu Prince Global Rewards)」とも比較してみましょう。 プリンスホテルはシティホテルやリゾートホテルが中心ですが、ビジネス利用できる価格帯のホテルも存在します。
「ステータス」を感じられるか
東横インは、どれだけ泊まっても「お得になる」だけで、特別なVIP扱いは基本的にありません。 一方、プリンスホテルの会員制度は「ステータスランク」があり、利用額に応じてゴールド、プラチナとランクアップします。 プラチナメンバーになれば、朝食無料プレゼント、レイトチェックアウト(最大3時間)、ウェルカムキットなど、ホテル滞在そのものを優雅にする特典が得られます。
ポイント価値のレバレッジ
プリンスホテルのポイント(Seibu Prince Global Rewardsポイント)は、還元率自体は1%前後(110円で1ポイント)と、東横インやアパに比べて低く見えます。 しかし、貯まったポイントを「宿泊券」に交換する際のレートが優秀な場合があります。繁忙期に数万円するホテルに、数千ポイントで泊まれるような「交換商品」としての価値が高いため、「1ポイントの価値を最大化する」使い方ができるのが特徴です。
ビジネスホテルに「安さと効率」ではなく、「多少高くても心のゆとり」を求めるなら、プリンスホテルの会員になり、プリンスブランドのホテルを定宿にするという選択肢もあります。
【タイプ別診断】あなたはどの会員になるべき?
ここまで比較してきた情報を元に、あなたが選ぶべき会員制度をズバリ提案します。
1. 東横イン会員が向いている人
東横インは、とにかく「実直で損がない」のが最大の特徴です。派手さはありませんが、確実に家計や経費を助けてくれます。
2. アパホテル会員が向いている人
アパは「現代的なビジネスマンの欲求」に最もマッチした制度と言えます。
3. ルートイン会員が向いている人
ルートインは「生活圏との連携」が強みです。
実際の利用者の声
それぞれの会員制度を利用しているユーザーのリアルな口コミを想定して紹介します。
まとめ:最強のカードは「あなたの行動パターン」で決まる
東横イン、アパホテル、ルートイン、それぞれに明確な個性があり、「どれが一番」と一概に決めることはできません。
しかし、「コストパフォーマンス(還元率)」と「全国どこでも使える安定感」という点において、東横インの会員制度は非常にバランスが取れています。特に入会金1,500円さえクリアしてしまえば、常に5%〜20%OFF+10%還元という驚異的な待遇を受け続けられるのは、他社にはない魅力です。
もしあなたが、「まずは手堅く、確実に得をしたい」と考えるなら、東横インの会員になっておくことは決して間違いではありません。
東横インの会員になることのメリット、そして見落としがちなデメリットについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。他社と比較した上で「やっぱり東横インかも」と思った方は、ぜひ最終確認としてご覧ください。
東横イン会員制度の真実!メリットだけじゃないデメリットも解説!


