Apple製品を心待ちにしている時、追跡ステータスが「ADSC支店」から長時間変わらないと、「トラブルが起きたのでは?」と不安になりますよね。
半日程度ならよくありますが、丸1日以上動かないと心配になるのは当然です。
この記事では、ADSC支店で荷物が止まって見える「よくある5つの原因」と、どれくらい待てば動き出すのかの「目安」を解説します。
そもそもADSC支店とは?
ADSC支店は、Apple製品を海外から国内へ引き受けるための「ヤマト運輸のApple専用ゲートウェイ」です。
通常の営業所とは異なり、海外から届いた膨大な製品を一括で受け入れ、配送ルートごとに仕分ける特殊な拠点です。ここを通過して初めて、あなたの地域の営業所へと発送されます。
ADSC支店の正確な場所や、製品が届くまでの全体的な流れについては、以下のメイン記事で詳しく図解しています。

ADSC支店で追跡が止まる5つの原因
実際には荷物が無事でも、以下の理由で追跡情報が「停止」して見えることがよくあります。
1. 発売直後で「物理的な処理能力」を超えている
新型iPhoneやMacの発売直後、またはAppleの初売りセール後は、桁違いの量の荷物が一斉にADSC支店へなだれ込みます。
通常ならスムーズに流れるベルトコンベアも、処理能力の限界付近まで稼働するため、スキャン(追跡反映)されるまでに長い待機時間が発生します。
このパターンの特徴:新型モデルの発売週、3月・4月の新生活シーズン
2. 追跡システムの「反映タイムラグ」
最も多いのがこのケースです。現場ではすでに荷物がトラックに積まれ、次の拠点へ移動中であるにもかかわらず、システム上のデータ更新だけが遅れている状態です。
ヤマト運輸のシステム連携や、深夜帯の作業データ処理の関係で、数時間のズレは頻繁に起こります。「ADSC支店で止まっていると思ったら、いきなり自宅近くの配送センターに到着した」という現象は、このタイムラグが原因です。
3. 通関・輸入許可の審査待ち
ADSC支店にステータスが出る直前、あるいは出た直後は、税関の手続きと密接に関わっています。 海外(中国・深センや上海など)からの到着便が遅れたり、通関手続きが混雑していると、ADSC支店側での受入作業が開始できません。
追跡上は「ADSC支店」と表示されていても、実際はまだ空港の保税地域で許可待ちをしている場合があります。
4. 悪天候や交通規制による足止め
物理的にトラックが出発できないケースです。 ADSC支店(主に有明・羽田エリアと推測)から、地方へ向かう高速道路が以下のような状況の時、荷物は支店内で待機となります。
・大雪による高速道路の通行止め
・お盆や年末年始の大渋滞によるダイヤの乱れ
5. 方面別トラックの「出発時間待ち」
これが意外な盲点です。 ADSC支店から全国各地へ向かう長距離トラックは、24時間常に出発しているわけではありません。「◯◯方面行きは1日3便」のように決まっています。
例えば、タッチの差でトラックが出発してしまった場合、次の便が出るまでの数時間〜半日は、ADSC支店で保管されることになります。特に夜間に到着した荷物は、翌朝の便まで動かないことがほとんどです。
どれくらい動かなければ異常?目安の時間
「止まっている」と感じても、以下の時間内であれば正常な範囲内です。
・繁忙期(発売直後): 24時間〜48時間程度
もし、丸2日(48時間)以上ステータスが一切変化しない場合は、ヤマト運輸のサービスセンターへ問い合わせることを検討しても良いでしょう。その際は、Appleの注文番号ではなく、ヤマト運輸の「お問い合わせ伝票番号」を伝えるのがスムーズです。
まとめ
ADSC支店で追跡が止まるのは、Apple製品を購入した多くのユーザーが経験する「通過儀礼」のようなものです。
・システム反映の遅れ
・通関・空港の事情
・天候・交通事情
・トラックの便待ち
主にこれらが原因であり、荷物事故などのトラブルである可能性は低いです。気長に待ちつつ、あまりにも遅い場合のみ問い合わせを検討しましょう。

