・超音波式を使っていたら、部屋が白くなったり、カーテンがカビたりした
・とにかく手入れが楽で、清潔な加湿器が欲しい
冬の乾燥シーズン、加湿器選びで迷走している方に、最終的な「答え」を提示しましょう。
それは、象印マホービンのスチーム式加湿器「EE-TAシリーズ」です。
家電量販店の加湿器売り場に行くと、おしゃれなデザインの加湿器が並ぶ中、異様な存在感を放つ「湯沸かしポット」のような物体。それこそが象印の加湿器です。
最初はそう思うかもしれません。しかし、ネット上の口コミや家電好きの間では「結局これ一択」「加湿器の王様」と崇められているのをご存知でしょうか?
今回は、なぜこの「見た目がポット」な加湿器が爆売れし続けているのか。最新モデルEE-TAシリーズの実力と、実際に使った人にしか分からないメリット・デメリットを徹底的に深掘り解説します。
1. 構造はただの「湯沸かしポット」!だから最強に清潔
象印のスチーム式加湿器が選ばれる最大の理由。それは、他の加湿器には絶対に真似できない「圧倒的な清潔さ」と「構造の単純さ」にあります。
フィルターがない=掃除がいらない
一般的な気化式やハイブリッド式の加湿器には、水を吸い上げるためのスポンジやフィルターが存在します。これらは定期的に水洗いし、乾燥させないと、すぐにヌメリやピンク色のカビが発生し、雑菌を部屋中に撒き散らす原因になります。
しかし、象印 EE-TAシリーズには、フィルターが一切ありません。 構造は、皆様のご実家にもあるような「電気ポット」と全く同じ。 タンクに水を入れ、沸騰させ、その蒸気を送り出す。ただそれだけです。
「フィルターを洗う」という、冬場の最も憂鬱な家事から完全に解放される。これだけで購入する価値があると言っても過言ではありません。
煮沸消毒で菌を死滅させる
加湿方式は、水をヒーターで加熱して沸騰させる「スチーム式」です。 一度100℃まで沸騰させた清潔な蒸気を、約65℃まで冷ましてから放出します。
カビや雑菌が繁殖しやすい常温の水ではなく、煮沸消毒された蒸気で加湿するため、空気中にウイルスや菌をばら撒くリスクが極めて低いのです。 赤ちゃんや受験生がいるご家庭、喉が弱い方にとって、これほど安心できる加湿器はありません。
2. 驚異のメンテナンス!「クエン酸」を入れて放置するだけ
その通りです。水に含まれるミネラル分(カルシウムなど)が固まり、内部に「ガビガビした汚れ(カルキ汚れ)」が付着します。
しかし、象印のお手入れは「洗う」のではなく「溶かす」のです。
魔法のボタン「クエン酸洗浄」
お手入れの手順は以下の通りです。
ポットの中にぬるま湯とクエン酸(30g程度)を入れる。
「クエン酸洗浄ボタン」を長押しする。
約1時間半後、お湯を捨てる。
たったこれだけです。ブラシで擦る必要も、分解してパーツを干す必要もありません。 ピカピカになった内部を見た時の快感は、病みつきになります。 クエン酸はドラッグストアや100円ショップで安く手に入るため、ランニングコストも非常に優秀です。
3. 象印加湿器がもたらす「体感温度」の変化
冬場に象印の加湿器を使うメリットは、湿度を上げるだけではありません。
部屋がほんのり暖かくなる
超音波式や気化式の加湿器は、冷たい風が出るため、部屋の温度を下げてしまう欠点があります。 しかし、象印は温かい蒸気を出し続けるため、部屋の温度を下げず、むしろ体感温度を上げてくれます。
エアコンの設定温度を少し下げても暖かく感じるため、結果的に暖房費の節約につながる場合もあります。「床暖房と象印だけで冬を越せる」というユーザーの声もあるほどです。
パワフルな加湿能力
スチーム式の強みは、室温に関係なく一定の加湿量を維持できることです。 気化式は部屋が寒いと加湿能力が落ちますが、象印は強制的に沸騰させるため、寒い朝でも一気に湿度を上げることができます。 「デュアルセンサー」が室内の湿度と温度を検知し、快適な湿度(50〜60%)を自動でコントロールしてくれるので、加湿しすぎ(結露)の心配も軽減されています。
4. 正直に言います!ここが「デメリット」
ここまで絶賛してきましたが、象印 EE-TAシリーズには明確な弱点もあります。購入してから後悔しないよう、デメリットもしっかり深掘りします。
① デザインが完全に「ポット」
どんなにおしゃれなリビングに置いても、そこだけ「実家の台所」のような雰囲気になります。 最新モデルではカラーリングがマットになり多少改善されましたが、形状はポットそのもの。インテリア性を最優先する方には不向きです。 ただ、多くのユーザーは「性能が良すぎて、デザインなんてどうでもよくなった」という境地に達します。
② 電気代が高い
水を常に沸騰(または保温)させ続けるため、ヒーターを使わない気化式などに比べると電気代は高くなります。 毎日長時間使用した場合、月額で数千円単位のアップは覚悟が必要です。 しかし、「高価な抗菌フィルターを買い換えるコスト」や「風邪をひいて病院に行くコスト」と比較すれば、必要経費として十分に安いと考えることもできます。
③ 湯沸かし音がうるさい
稼働中、特に加熱スタート時は「コーーー」「ボコボコ」という、お湯が沸く音がします。 「湯沸かし音セーブモード」も搭載されていますが、無音にはなりません。 神経質な方は寝室での使用が気になるかもしれませんが、「雨音のようで逆に落ち着く」という意見も多く、感じ方には個人差があります。
5. リアルな口コミ・評判まとめ
実際に愛用しているユーザーたちの声をまとめました。
良い口コミ
- 「加湿器難民でしたが、やっとゴールに辿り着きました。手入れが楽すぎて他の機種には戻れません。」
- 「喉の痛みで起きることがなくなりました。加湿力が桁違いです。」
- 「部屋が暖かくなるのが最高。蒸気も清潔なので、新生児がいても安心して使えます。」
悪い口コミ
- 「電気代の請求を見て驚いた。エコモードをうまく使う必要がある。」
- 「蓋を開ける時に、内側の水滴が垂れて床が濡れることがある。」
- 「スチームが出る音が気になるので、テレビのボリュームを少し上げる必要がある。」
6. 安全性への配慮も「象印クオリティ」
熱湯を扱う家電であるため、象印は安全性にも徹底的にこだわっています。
ふた開閉ロック:転倒しても簡単には開かない構造。
転倒湯もれ防止構造:万が一倒しても、お湯がこぼれにくい設計。
これら3つの安心設計(トリプル安心設計)により、小さなお子様やペットがいるご家庭でも導入しやすくなっています。
まとめ:見た目より「質」を取るなら象印一択
象印 スチーム式加湿器 EE-TAシリーズについて解説しました。
- 構造はポットと同じでフィルター掃除不要
- 煮沸消毒された清潔な蒸気で加湿する
- 部屋の温度を下げず、パワフルに潤す
- 電気代と稼働音はデメリットだが、それを補うメリットがある
そんな失敗経験がある方こそ、次は象印を選んでみてください。
「加湿器の掃除」という家事を人生から消し去る。 その快適さは、一度味わうと二度と手放せなくなるはずです。
