Twitter（X）は誰でも自由に情報を発信できる便利なSNSですが、設定を誤ると個人情報が第三者に漏れ、身バレ・トラブルにつながる可能性があります。
特に最近では、
・意図しない相手にツイートが届く
などの危険を抱えたまま使っている人が非常に多いのが現状です。
この記事では、Twitterを安全に利用するための 公開範囲設定の基本とプライバシー保護のポイント を、わかりやすく解説します。
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Twitterの公開範囲設定を理解しないと何が危険なのか？
Twitterは初期設定のままだと、あなたのツイート・プロフィール・いいね・フォロー関係などのほぼすべてが全世界に公開されます。
設定を知らずに使うと、次のようなリスクがあります。
・住所特定につながる投稿を見られる
・家族や友達に知られたくない内容が晒される
・トラブル相手に監視される
・意図しない人にDMを送られる
これらは、公開範囲設定を見直すだけで大幅に減らすことができます。
まず最初に見直すべき「非公開アカウント（鍵アカ）設定」
もっとも強力なプライバシー設定は、アカウントを「非公開」にすることです。
非公開アカウント（鍵アカ）とは？
鍵アカにすると以下が制限されます。
・フォロリクエストは承認制になる
・検索エンジンから見られない
・RTされなくなる（引用RTは可能）
特定のコミュニティ内で投稿したい人、身バレしたくない人には必須の設定です。
鍵アカに向いている人
- 複数アカウントを使い分けたい人
- 趣味アカウントを家族に知られたくない人
- 仕事の愚痴や日常のつぶやきを見られたくない人
- 界隈内だけで活動したい人
設定方法
「設定とプライバシー → プライバシーと安全 → オーディエンスとタグ付け → ツイートを非公開にする」
これだけで、あなたの投稿はフォロワー限定になります。
“公開アカウントのまま”でもできるプライバシー保護設定
鍵アカにはしたくないけれど、最低限の身バレ対策はしたい――という人も多いでしょう。
公開アカウントでも、以下の設定を行うだけで安全性は大きく上がります。
① 位置情報をオフにする
位置情報をオンにした投稿をすると、どこに住んでいるかほぼ特定されてしまいます。
必ず以下をチェックしてください。
・カメラアプリの位置情報をオフ
・写真に位置情報が残らないよう設定
② 誕生日を公開しない
誕生日は身元特定の材料になりやすいため、公開設定は必ずオフにしましょう。
③ メールアドレス・電話番号で検索されないようにする
初期設定では、あなたの電話番号やメールでアカウントが検索可能になっています。
「連絡先の照合と同期」で以下をオフにします。
- あなたを検索できるようにする（メール）
- あなたを検索できるようにする（電話番号）
④ タグ付けを制限する
勝手にタグ付けされると、あなたの写真や名前が拡散されてしまうことがあります。
タグ付けは禁止または「許可制」に変更しておきましょう。
⑤ フォロワー管理を徹底する
「知らない人からのフォロー許可」は基本的に危険です。
不審なアカウントからフォローされた場合は、即ブロックまたはミュートを推奨します。
「メンション設定」「閲覧制限」も重要なポイント
Twitterは「誰にリプライを送れるか」「誰があなたの投稿に返信できるか」を細かく設定できます。
① メンションできる相手を制御する
設定によって以下を制限できます。
・フォロー中のアカウントのみ
・メンションした相手のみ
これにより、不審なアカウントからの絡みを防げます。
② リプライを制限する
投稿する際に、返信できる相手を「フォロー中のみ」等にすることで、荒らしを予防できます。
③ センシティブな内容の削除・フィルタリング
TL（タイムライン）上で不快な画像・動画を表示させないための設定も重要です。
知らないと危険！Twitterで起きやすい身バレ例
Twitterでは、意図せず身バレにつながる行動が多数あります。
① 写真の背景に住所や会社が写る
窓の外の景色、建物の反射、机に置いた郵便物などが身バレにつながります。
② リアルの友達や家族をフォローしてしまう
フォロー関係だけで、学校・職場・家族構成が推測されてしまうことも。
③ 生活圏を詳しくツイートしてしまう
「毎朝○○駅で…」「○○公園の近くで猫を見た」など、複数投稿がヒントになります。
④ 過去ツイートからつながる
昔の投稿や別アカの内容とつながり、特定されるケースも多いです。
Twitterのプライバシー設定は重要ですが、設定を超えたユーザー文化としての@0の謎と、そのプライバシー保護技術について、合わせて知っておくことでより安全な利用が可能です。→（@0の謎と、そのプライバシー保護技術）
まとめ｜公開範囲の設定は“今すぐ”見直すべき安全対策
Twitterは自由で楽しいSNSですが、公開範囲を誤ると身バレ・炎上・ネットトラブルの原因になります。
今日から以下を徹底してください。
・メール・電話番号検索をオフにする
・タグ付けを制限する
・誕生日公開を非表示にする
・フォロワー管理を徹底する
・必要なら鍵アカにする
Twitterを快適に、安全に利用するために、まずは公開範囲設定の見直しが欠かせません。
公式設定だけでなく、日々の投稿で実践できるSNSで身バレを防ぐ具体的な方法についても合わせてご覧ください。→（SNSで身バレを防ぐ具体的な方法）
