外出先で「Apple Watchの充電が切れそう!」と焦った経験はありませんか?
iPhoneの充電器はどこでも借りられたり購入できたりしますが、Apple Watchは特殊な磁気充電端子を採用しているため、一般的なケーブルでは充電できません。
・iPhoneの充電器で代用できる?
・100均にある?
そんな緊急時の疑問を解決するために、Apple Watch充電器の入手場所、代用可能性、そしてシリーズごとの端子の違いなど、知っておくべき情報を徹底的に深掘りします。
明日使いたいのに充電がない、あるいは出張先で忘れてしまったという場合にどうすれば最速で充電できるのか、さっそく見ていきましょう。
Apple Watchの充電器は代用できる?iPhone用やQi充電器の真実
まず結論から言うと、Apple Watchの充電には専用の磁気充電ケーブルが必要であり、iPhone用のLightningケーブルやUSB-Cケーブルを直接挿すことはできません。
しかし、よくある疑問として
・MagSafe充電器
が使えるのではないか?という点があります。
一般的なQiワイヤレス充電器は使える?
残念ながら、一般的なスマホ用のQiワイヤレス充電器ではApple Watchは充電できません。
Apple Watchの充電方式はQi規格をベースにしていますが、Apple独自のカスタマイズが施されているため、普通のワイヤレス充電パッドに乗せても反応しないか、すぐに充電が止まってしまいます。
iPhone用MagSafe充電器は使える?
iPhone 12以降で使用される円形の「MagSafe充電器」。これも磁石でくっつくため使えそうに見えますが、公式にはApple Watchの充電には非対応です。
磁力でくっつくことはあっても、充電コイルのサイズや位置が微妙に異なるため、基本的には充電されません。
ただし、「MagSafeデュアル充電パッド」のような、Apple Watch専用の充電パックが併設されているタイプであればもちろん可能です。
コンビニや100均でApple Watch充電器は買える?
緊急時に一番頼りになるコンビニや100円ショップ。実際にApple Watchの充電器が売っているのかを調査しました。
コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)
結論として、コンビニでApple Watchの充電器が売っている確率は極めて低い(ほぼゼロ)です。
iPhone用のLightningケーブルやUSB-Cアダプタ、乾電池式のスマホ充電器は豊富にありますが、Apple Watch専用の磁気ケーブルを置いている店舗は、都心の超大型店舗を除きほとんどありません。
「コンビニに行けばなんとかなる」という期待は捨てた方が無難です。
100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
実は、ダイソー(DAISO)が救世主になる可能性があります。
ダイソーでは、純正品ではありませんが、サードパーティ製のApple Watch充電ケーブルが770円(税込)程度で販売されていることがあります(店舗による)。
100円ではありませんが、純正品(4,000〜5,000円前後)を買うより遥かに安く、緊急用としては十分機能します。
ただし、セリアやキャンドゥでは「Apple Watch用のスタンド」はあっても、「充電ケーブルそのもの」は取り扱っていないことが多いです。まずはダイソーの大型店を探すのが吉です。
ドン・キホーテや家電量販店
確実に入手したいなら、家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラなど)かドン・キホーテへ行きましょう。
これらのお店であれば、純正品はもちろん、エレコムやAnkerなどの信頼できるサードパーティ製充電器も在庫している可能性が高いです。
充電切れで放置は危険?時刻ズレやペアリング解除のリスク
充電器が見つからずに長時間バッテリーが切れたまま放置すると、単に使えないだけでなく、再起動後に
・iPhoneとうまく同期しない
といったトラブルが起きることがあります。
特にApple WatchはiPhoneと常に通信して時刻を補正しているため、電源が落ちると内部時計が狂いやすくなります。
もし、充電後に時刻がおかしいと感じたり、接続が不安定になった場合は、以下の記事で詳しい原因と対処法を解説していますので、あわせてご覧ください。
バッテリー切れ後のトラブル防止にも役立ちます。

【要注意】シリーズ別・充電端子の違いと「急速充電」
Apple Watchの充電器を購入する際、絶対に確認しなければならないのが「USB端子の形状」と「急速充電対応」です。これを間違えると、
・アダプタに刺さらない
という事態になります。
USB-A と USB-C の違い
コンビニや100均でACアダプタ(コンセントに挿す部分)を買う際は、手持ちのケーブルがUSB-AなのかCなのかを必ず確認しましょう。
急速充電の恩恵を受けるには
Series 7以降とUltraシリーズは、専用のUSB-C磁気高速充電ケーブルと、20W以上のUSB-C電源アダプタを組み合わせることで、約45分で0%から80%まで充電できる「高速充電」が可能です。
緊急時こそ短時間で回復させたいはず。これから買い足すなら、少々高くても「USB-Cタイプの純正または認証済みケーブル」を選ぶのが賢い選択です。
安物買いで失敗しないための「MFi認証」
ネット通販やディスカウントストアで格安のApple Watch充電器を見かけることがありますが、購入時には「MFi認証(Made for Apple Watch)」の有無を必ずチェックしてください。
緊急時に役立つ裏ワザとモバイルバッテリー
近くにお店がない、でも充電が必要。そんな時のための備えと豆知識です。
コードレスタイプのモバイルバッテリーを持つ
最もスマートな解決策は、「Apple Watch充電ドックが一体化したモバイルバッテリー」を持ち歩くことです。
AnkerやCIOなどのメーカーから、ケーブル不要で直接Apple Watchを乗せて充電できる小型バッテリーが販売されています。これをカバンに一つ入れておけば、ケーブル忘れの恐怖から解放されます。
iPadやMacBookから給電する
コンセント(ACアダプタ)がない場合でも、USB-Cポートを搭載したiPadやMacBookを持っていれば、そこにApple Watchの充電ケーブルを挿して充電することができます。
まとめ:緊急時はまずダイソーか家電量販店へ
Apple Watchの充電器を忘れた場合、iPhoneのように
・コンビニで買う
ことが難しいため、事態は深刻になりがちです。
- コンビニでの入手はほぼ不可能。
- ダイソー(大型店)なら700円〜で買える可能性あり。
- 確実なのは家電量販店かドン・キホーテ。
- スマホ用ワイヤレス充電器は代用不可。
また、充電が切れて長時間放置すると時刻ズレの原因になります。無事に充電できた後は、iPhoneとしっかり同期されているかを確認しましょう。
もし「充電したのに時間が合わない」という現象が起きたら、以下の記事で解決方法をチェックしてみてください。

