待望の新型iPhoneやMacBook。「ADSC支店」を通過したけれど、配達予定日まで待ちきれない…。「あと数時間でも早く手に入れたい」と思ったことはありませんか?
実は、ヤマト運輸のシステムをうまく活用することで、自宅への配達を待つよりも早く、自分で営業所に取りに行く(センター止)ことが可能な場合があります。
しかし、Apple製品には特有の厳重なセキュリティ制限がかけられており、一筋縄ではいかないことも。
この記事では、ADSC支店発送後の荷物を「営業所受取」に変更して最短で入手する裏技と、失敗しないための重要な注意点を徹底解説します。
そもそもADSC支店ってどこ?追跡が動かない理由は?という方は、まずこちらの完全解説をご覧ください。

Apple製品は「営業所受取」に変更できるのか?
結論から言うと、条件付きで変更可能です。
通常、ネットショッピングの荷物はクロネコメンバーズのサイトやアプリから簡単に受取場所を変更できます。しかし、Apple Storeで購入した製品(特にiPhoneやiPadなどの高額商品)には、以下の特殊な制限がかかっています。
最大の壁となる「転送厳禁」指定
Appleからの荷物伝票には、不正受取防止のために「転送厳禁」や「営業所受取不可」に近い制御がシステム上でかけられているケースが多々あります。
そのため、追跡画面でステータスを確認しても、通常なら表示されるはずの「受取日時・場所変更」ボタンがグレーアウトしていたり、押せなかったりすることがあります。
しかし、諦めるのはまだ早いです。システム上で変更できなくても、正規の手順とタイミングを見極めれば変更できる可能性が高まります。
【裏技】クロネコメンバーズで変更するベストなタイミング
営業所受取への変更を成功させる鍵は「タイミング」にあります。ADSC支店にある段階では変更できません。
1. ADSC支店を「発送」された直後を狙う
ステータスが「ADSC支店」から「発送」または「作業店通過」に変わったタイミングで、クロネコメンバーズのアプリを確認してください。
この一瞬のタイミングであれば、システム上のロックがまだ反映されておらず、変更ボタンが押せるケースが報告されています。
2. 最寄りのベース店(Base)到着時を狙う
地域の大型拠点(ベース店)に到着した段階もチャンスです。ここで「受取場所変更」を選択し、自宅の管轄である「宅急便センター(営業所)」を指定します。
※注意:PUDOやコンビニ受取は避ける
Apple製品のような高額商品は、セキュリティの観点からPUDO(ロッカー)やコンビニ受取への変更が弾かれる可能性が高いです。最短で確実に受け取るなら、有人対応の営業所(センター)受取一択です。
Webで変更できない場合の最終手段「電話作戦」
クロネコメンバーズの画面上で「お取り扱いできません」と表示された場合、システムでの変更は不可能です。この場合、アナログですが電話で依頼する方法が有効です。
ヤマト運輸サービスセンターへ連絡する手順
- ヤマト運輸のサービスセンター(固定電話ならフリーダイヤル)に電話する。
- 自動音声ではなく、オペレーターに繋ぐ。
- 伝票番号を伝え、「早く受け取りたいので、配達ではなく担当営業所での受取(センター止)に変更したい」と明確に伝える。
ここで重要なのは、「転送(別の住所へ送る)」ではなく「担当営業所で止める」と伝えることです。転送はセキュリティ上100%拒否されますが、本来配達する予定だった営業所で引き渡すことは、本人確認さえできれば許可されるケースが多いのです。
営業所受取に変更する際の3つの重大な注意点
無事に「営業所受取」に変更できたとしても、受取時にトラブルが起きないよう、以下の3点を必ず準備してください。
1. 写真付き本人確認書類が必須
Apple製品の引き渡しは非常に厳格です。免許証やマイナンバーカードなどの顔写真付き身分証明書がなければ、たとえ家族であっても引き渡してもらえないことがほとんどです。
保険証などの顔写真がないものは、補助書類が必要になるか、最悪の場合は拒否される可能性があります。
2. 営業所の到着時間を過信しない
ステータスが「配達中」になってから営業所に行っても、荷物はドライバーが持ち出しており営業所にはありません。
必ずステータスが「保管中(センター止)」や「到着」になっていることを確認してから向かいましょう。早とちりして向かうと、無駄足になります。
3. 代理人受取はほぼ不可能
通常の荷物なら委任状で代理受取が可能ですが、Apple製品に関しては「宛名本人以外への引き渡し不可」という指示が出ていることが多いです。
「夫の分を妻が取りに行く」といったケースでも断られる可能性が高いため、必ず注文者本人が向かうようにしてください。
まとめ:少しでも早く触りたいなら「センター止」は有効
ADSC支店から発送された荷物は、通常通り待っていれば翌日〜翌々日には届きます。しかし、朝一番で手に入れたい、仕事終わりに自分で取りに行きたいという方にとって、営業所受取は非常に有効な手段です。
Apple製品特有のセキュリティ制限を理解し、正しい手順で変更手続きを行って、念願の新しいデバイスをいち早く手に入れましょう。

